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騰落レシオによる株式の過熱感分析

株式で資産運用をされている方であるならば、「騰落レシオ」という言葉を耳にされた方も多いのではないでしょうか。そして、なんとなくその意味がわかっているような気分にはなっているものの、では「騰落レシオ」とは何ですかと問われると、はっきりと答えることができないという状況なのではないでしょうか。そこで、ここでは皆様の株式資産運用のために、「騰落レシオ」について解説していくことにしましょう。

まず、この「騰落レシオ」は、一定期間の株価下落銘柄数に対する株価上昇銘柄数の比率をとったオシレータ指標で、相場の過熱感を測る指標となっています。一般的には、過去25営業日間の株価値上がり銘柄数を、過去25営業日間の株価値下がり銘柄数で割って、100を掛けた値が用いられることが多いと言えます。なお、この場合の株価上昇とは、株価の終値が前日比で上昇したもの、株価下落とは、株価の終値が前日比で下落したものを表しています。

それでは、この「騰落レシオ」をどのように使用すればよいのかという点ですが、120パーセント以上となっていれば買われすぎ、70パーセント以下となっていれば売られすぎと判断することができます。では、この「騰落レシオ」をどのくらい信用してよいのかということですが、いくつか注意しておきたい点があります。

まず、「騰落レシオ」は、各銘柄の株価上昇あるいは株価下落の幅というものを考慮していないということです。それから、「騰落レシオ」では、時価総額の大きさというものも考慮されていません。ですから、「騰落レシオ」の方向性と株価指数の方向性には大きな乖離が生じることもあるという点に注意が必要です。また、この指標は株式市場一般の過熱感を表したもので、個々の株式銘柄が割高なのか割安なのかという指標ではないということにも注意が必要です。ただ、株式マーケット全体が低調であれば、当然個別の株価も割安になる傾向が高いということは言えます。

by aka15satana | 2016-11-05 11:19

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