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FXでの資産運用における取引時間の重要性

FXでの資産運用を考える場合、特定のプログラムを常時パソコン上で走らせるだけの自動売買であればともかく、トレーダー自身がチャートを確認しながら売買の注文を発注する裁量取引をするのであれば、その取引を行う時間帯について、気を配ることが重要となります。外国為替市場は24時間開いてはいるものの、そこで取引をしている主体は、時間帯によって入れ替わりがあります。このことが、外国為替相場の値動きに、大きな影響を与えることがあるためです。

たとえば、日本時間の朝9時ごろから、昼をはさんで、午後3時ごろまでの時間帯は、ちょうど、東京にあるさまざまな金融機関、証券会社や生命保険などの大手の機関投資家、そして輸入企業や輸出企業などの、決済用にドルや円の取引を行う実需が活動する時間帯にあたります。そのため、この時間帯を特に東京市場と呼んでいますが、日本国内の事情にしたがって値動きが活発化したり、反対に実需が休業しているなどの理由から停滞することがあります。

いっぽう、午後5時ごろから夜の9時ごろあたりに活動しているのは、ロンドンの投資家たちになります。そのため、この時間帯はロンドン市場と呼ばれていますが、たとえば東京市場では円高傾向だったものが、この時間帯の入口を境にして、一転して円安傾向になったりもします。続く午後10時ごろから翌朝にかけては、ニューヨーク、ウォールストリートの金融筋が動き出す時間帯で、ニューヨーク市場と呼ばれます。こちらもたとえばロンドン市場で円安だったものが、一転して円高傾向になることは、よくあることです。

つまり、時間帯が切り替わることで、市場参加者が入れ替わる結果、これまでの値動きの傾向が否定される現象が頻繁に起きています。FXで資産運用をしている人が、このことに配慮せず、いつまでも東京市場と同じ値動きの傾向が続くものと過信してトレードをした場合、意図に反する結果を生じることがあるため、市場ごとの値動きの傾向をよく見極めることが重要です。

by aka15satana | 2016-10-07 10:27

資産運用会社の口コミや評判情報をまとめてます。最近は金投資のラスターレイクについてよく調べることが多いので記事が偏ってますが、他の情報も随時収集して記事にしてきます。


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